社会連携教育センター センター長あいさつ

生命科学部教授 山本 兼由

社会連携教育センター(SCOLE:Center for Social and Collaborative Learning)の役割は、本学の「社会連携・社会貢献に関する方針」に則り、企業・地方自治体・地域社会などと連携を図りながら、教育活動や研究活動を推進することです。これは、15学部で学ぶ学生個々が主体的に「実践知」を育めるよう支援するものです。そのため、SCOLEは社会連携に関する学内外からのご要望や提案などを丁寧に受け付ける窓口になっています。さらに、お問い合わせや相談などから、企業・地方自治体・地域社会・他大学などと社会連携教育プログラムを企画し、経験学習を提供しています。

SCOLEが主催する社会連携教育プログラムの学びには3つの特徴があります。一つ目は、学生が取り組みから問題発見力・コミュニケーション力・協働作業力・課題解決力などの汎用

的能力を身につけるよう、プログラムを企画していること。二つ目は、「社会」を学びの場として捉え設定した人間・社会・環境・生態・生命からなる学びフィールドサークルによって、それぞれのプログラムで学ぶ内容を設定していること。三つ目は、学びの軸に、フィールドワーク・PBL・講座をもちいたアクティブラーニングを据えていること。このように企画した社会連携教育プログラムには、全15学部に所属するすべての学生が参加できます。学生らは、学びの場「社会」での取り組みを通して、互いに刺激し合いながら、学生それぞれで違った経験を学びとして積んでいます。このユニークな学びの経験は、15学部を設置する法政大学でしか味わえないものです。

ICTや生成AIなどで象徴されるように、社会は絶えず変化し続けています。社会情勢を敏感に感知し、高度な教育研究を展開している法政大学。SCOLEは、それぞれの専攻で研鑽している学生の学修を、学びの場「社会」での経験学習によって、向上的に刺激したいと考えています。引き続き、学内外を問わない多くの方々からSCOLEへのご支援とご協力をお願い申し上げます。

社会連携教育センター長
山本兼由(生命科学部教授)