「オンライン授業に関する学生対象アンケート」に関して

「オンライン授業に関する学生対象アンケート」に関して

2020.11.02

学生のみなさん

春学期末のタイミングで実施した「オンライン授業に関する学生対象アンケート」にて、8,000件を超える回答をいただきました。アンケートの趣旨を理解し、回答に協力していただいたみなさんに心から感謝を申し上げます。すべての回答の統計的分析が完了し、集計結果については総長を含む大学執行部や各学部・各研究科など全学的に共有したことを報告します。

膨大なデータの集計と分析には時間を要するため、時期を区切ってまとまった分析情報を段階的に全学へ共有してきました。8月初旬のアンケート締め切りから集計と分析を開始し、9月中旬には速報として、春学期オンライン授業におけるみなさんの「受講環境」と「感じるメリット・デメリット」の集計結果を、項目ごとのクロス分析を交えて、全学的に共有しました。その後、10月初旬に第2報として、「工夫を感じたオンライン授業」の集計分析結果および「工夫理由」のテキスト分析を、そして先日の10月末に最終となる第3報として、「自由記述」の記述内容に関するテキスト分析を共有しました。すべての分析結果を取りまとめた報告書は、近日中にみなさんへ公開する予定です。

アンケート回答は大変貴重な情報で、その分析を通じていくつもの有益な示唆を見出し、それらを全学的に共有することができました。みなさん一人ひとりの情報は、非常時のなか急な授業のオンライン化を求められ、悩める多くの教員にとって、大変有意義なものになると確信しています。

現在、秋学期の授業が開講しています。アンケート分析結果から、オンライン環境下での学びの質向上には、対面とは異なるオンライン環境下に適した講義設計やフィードバックの工夫などが必要であるとの示唆を得ることができました。引き続き、教育開発・学習支援センター(LFセンター)は各部局と連携しながら、学生であるみなさんの各授業における学習の質向上、そして教員の授業リフレクションや授業改善に向けた様々な活動を支援してまいります。

LFセンターは、みなさんが、本学で「実践知」創造力を養えるよう、それぞれの学修達成に向けて、学生・教員・職員がシームレスに協働することを、ともに目指したいと考えています。今後とも、LFセンターの取り組みや活動へのご理解とご協力をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

2020年11月
教育開発支援機構 教育開発・学習支援センター

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