センター長挨拶

センター長挨拶

法政大学教育開発・学習支援センターは、本学のファカルティ・デベロップメント(FD)とスタッフ・デベロップメント(SD)を支援するために設置されています。2020年春に「自由を生き抜く実践知」を育む高等教育およびその学習により効果的な支援を行えるよう、「FD推進センター」と「学習環境支援センター」を統合しました。本センターには、本学の教育の高度化をあらゆる面で下支えしていくことが求められております。

高等教育の内部質保証に対する社会的な要請のなかで、FD、SDへの取り組み強化は大学において重要な対応課題となっています。教育と研究という両面から社会に貢献することは、大学の使命でもあります。とりわけ教育部門においての大学改革が重点的に進んでいることからもわかりますように、大学は学生が学ぶ場であるのだ、という方向性へ全教職員が意識改革することが求められていると考えます。研究する場としての大学の存在は重要ではありますが、学生に対する教育の場としての大学の役割は同等、それ以上に重要であると認識しています。我々大学は、教育方法の改善、学生が意欲的に学ぶ環境をつくることに一層の努力をおこなうことが求められていると考えます。

大学全体の教育力を高めていくためには、教職員一人ひとりの能力、意識の向上はもとより、個々人の知識を集めて繋ぎ合わせ、そして共有された知を活用していくことが必要となります。法政大学は自由と進歩、自主独立の気風が特徴で、一人ひとりが自由にその個性を活かす点が他の大学にはない強い個性として光っています。しかし、教育水準を向上させていくためには、ときには個々人の力だけに頼るのではなく、チームとして協力していくことが大きな効果を生み出します。そこでは、学生を育てるために日々格闘している教職員の活動を支え後押しする、また、ときには先導する役割を担うものが必要でしょう。

本センターが担うのは、そのような役割であると考えています。「チーム法政」として、教育力の向上と主体的学修の実現に向けて、本学の教育に関わる全教員と全職員が力を合わせて活動できるよう尽力していきます。

今後とも、本センターの活動にご理解いただき、チーム法政のメンバーとして教育力の向上にご協力いただきますようお願いいたします。

教育開発支援機構教育開発・学習支援センター長
酒井 理(キャリアデザイン学部教授)

教育開発支援機構教育開発・学習支援センター長 酒井 理(キャリアデザイン学部教授)

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